最近思ったこと。
「自分はダメな人間だと思うことがある」と72.5%の高校生が感じているという調査結果(2015年国立青少年教育振興機構調べ)は、他国と比べても数字が高く、現在、日本の高校生の自己肯定感の低さが課題になっています。https://t.co/ckDNBQvleb
— 青木勲 (@ackeeh) 2017年1月30日
日本人自信なさすぎ。(まあそもそも調査が正しいやり方か?という疑問もあるらしいんですけど、それを考えると先に進まないので一旦脇に置いておいて。)
そんな自信の無い人たちが、日本の一括採用で企業に入社すると
日本の学生は世界で見ても自己肯定感が低いらしい。そして何のスキルもなく新卒採用でポテンシャル採用で入社。自己肯定感が低く、他社で通用しないスキルを身につけた人間はそこから出るに出られなくなって、辛い仕事で鬱になる。
— 青木勲 (@ackeeh) 2017年1月30日
という仮説。
(「仮説」とか仰々しい言葉を使っているけど、単に「思ったこと」です。)
なのかなーと思いました。
大したスキルも無いのにポテンシャルで採用された時点で企業との対等な関係ではない従属関係。入社後に研修しかしていなくても給料が支払われ、稼がなくても会社に所属して命令に従えばお金が入ってくる感覚。これは毒。抜け出せなくなる。お金を稼ぐとはどういうことなのかが身につかない。(自分もまだあるとは言えないが。)
スキル0で入った企業で身につける技能は他で通用するかどうか分りにくく、外に出てもやっていけいない気になる。実際にこういう会社にいるのが「ここで通用しないで他で通用すると思うなよ?」という過度な一般化された物言いをしてくる人。そしてそういう人に限ってプロパーだったりする。いやいや、あんた外の世界知らんがな。
新卒一括採用は、スキルの無い(もしくは不十分な)学生を企業がポテンシャルで採用してくれる優しい制度のように見えて、実は学生を骨抜きにして会社色に染めてダメにしてしまう面もあるのかもしれない。
新卒一括採用がなくなって、学生は大学時代に実際に役立つことを身につけて企業と対等に交渉できるレベルに達するようにしたり、複数の企業をインターンして色々見ながらスキルを身につけつつ、社会の中での自分の市場価値を認識してから働くようにしたほうがいいんじゃないんでしょうか。
まあそんなこと言っても今さらもう日本は新卒一括採用というシステムで動いているので仕方ない。もう会社に入ってしまってしんどい方は、さっさと逃げたらいいと思う。
逃げるは恥だが役に立つ。
いやいや、恥じゃないっしょ。