昔読んだ本をほじくり返してみます。「仕事」とか「働き方」については前職辞める前の1年間くらいはさんざん考えたので、その時のネタがわんさかあります。
たまたま見たページが面白かったので紹介。
これだけ人生の時間が長くなった時代なのであるから、また世の中が一層複雑になっている時代なのだから、「フルに働く」ようになるのは30歳前後に至ってであり、それまでは試行錯誤や”自分探し”の時期と考えたとしても何らおかしくない。
広井良典『定常型社会』(岩波新書)
最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。しかも、得るべきところを知り、自分に向いた仕事に移れるようになるには数年を要する。
P・F・ドラッカー『非営利組織の経営』(ダイヤモンド社)
(今回の記事タイトルは上記を参考にしてます)
一生のうちでいちばんたいせつなことは、職業の選択である。ところで、それを決めるのは、偶然なのだ。
パスカル『パンセ』(白水社)
「20代はいろいろ試してみる」という章に書かれている文章です。これを読んだのが29歳ぐらいだったかな。読んだときには「えー、俺もう20代終わっちゃうんですけど」と思ったものです。笑
ほんと最初の会社が合ってるかどうかなんて、ギャンブルみたいなものでしょう。「くじびき」ですよ。感覚値ですが、最初の会社で当たりくじを引く人って10%くらいじゃないでしょうかね。同僚見ててそう思いました。
「いやいや、その会社がよかったと思えるように自分を変えていこうよ」という意見もあるかもしれませんが、それは否定します。無理無理。無駄なエネルギー使わせないでください。多少の努力はしますが、負け戦ですよ。
そういう偶然の戦いを避けるためにも、個人的にはインターンシップとか、試用期間のようなものがもっと広まったらいいのになーと思っています。転職だってもっと簡単にできるようになればいいと思う。もしくは副業(個人的には「複業」という言葉が好き)が普及するといいのかな。
とりあえず一社目で「はずれくじ」を引いた人は、早く「はずれくじ」を引いたことをまずは気づいたほうたいいと思います。自分は気づくまでに時間かかってしまいまいた。。。なんて無駄な時間を。。。(三井寿風に。伝わらんかな。この例え。)
今は就活が盛り上がってますね。どんなに就活で情報収集したって、話を聞いただけでは分からないことが多いので、今は今で極力情報収集はして、最善の選択をしつつも、やってみてから合わなかったらさっさと辞めることをお勧めします。まあ、社内の人間関係を作ったり、研修受けたり業務を少し経験して一般的な社会人経験を積むことは無駄にならないかもしれません。1年くらいなら。
それ以上変な我慢するとマジで無駄なので、さっさとやめましょう。
(ちなみに「いい会社」と「合う会社」は別ですよ。前職は「いい会社」でしたが自分に合わなかっただけです。フォローとかじゃなくて、ほんとに。合うかどうかは別問題。)
久しぶりにパラパラ読んだらこの本面白いことに気づきました。
気が向いたらかいつまんで、たまに紹介したいと思います。
(でも偉人の名言って、別のところで全く逆のこと言ってたりしないのかな。)