今日は真面目なことを。総務省が出している、こんな資料を読んでみました。
総務省|教育情報化の推進|インターネットトラブル事例集ダウンロードページ
「インターネットトラブル事例集」では、インターネットトラブルの実例を挙げ、その予防法と対処法をご紹介しています。
「インターネットトラブル事例集 指導案」では、先生方が学習指導要領に沿って、情報モラル教育を行っていただけるよう、学習展開や質問用紙などを掲載しています。「インターネットトラブル事例 解説集」では、事例集で取り上げた内容や予防法などを詳細にご紹介しています。
ということで、どんな内容なのか簡単にご紹介。気になった方はぜひ読んでみては。(無料だし!)
概要
ダウンロードページにはPDFが複数あるけど、その中では以下の2つがメインっぽい。
・インターネットトラブル事例集 全体版(恐らくこれがメイン)
・インターネットトラブル事例集 解説版(全体版と同じ内容の詳細版)
具体的には「ネット依存」「ネットいじめ」「個人情報漏えい」などの子どもが遭遇してしまいそうな被害を防ぐための対応等が書かれています。
他にも複数の資料がありますが、上記の「全体版」を細分化しただけのようなので普通は読む必要は無さそう。
で、両方読んでみた感想ですが
・ 全体としてイメージ絵がふんだんに使われていて、読みやすい内容。ちゃんと読んでも30分あれば全部読めそう。(それにしても、よく見る画像。どこで入手できるんだろ。)
・読みつつも、やっぱり解りにくいところは詳しい人に聞いてみるとよいかも。
・気になるところだけ読んでもよい構成。全部読んで欲しいけど。
・「全体版」は20ページ。
・「解説版」は「全体版」とほぼ同じ内容だが、40ページでいろいろ詳細に書かれている。「解説版」には「参考」という項目が各章にあり、各種データが掲載されている。
絵が多めで読みやすい
ちなみに「解説版」の冒頭で「青少年インターネット環境整備法」というのがあることを知りました。子どものネット利用に対応をするのは、保護者の義務でもあるんですね。(罰則はないみたいみたいですが)
過去資料もあります
この資料は毎年更新しながら発行されているっぽいです。過去資料の中には「インターネットトラブル 指導案」というのもあって、どうやら学校の先生が授業でそのまま活用できそうなもの。実際にこういう授業ってしてるのかなー。今度知り合いに聞いてみよ。(これ読んだ教員の知り合いは教えてほしい。読んでないかな。。。)
どんな人が読むと、どう役立ちそうか
スマホ利用本人と保護者、両者が読んでおくべきもの。学校の先生も読むといい。(小学生には読めない漢字とかありそう。)
というか、この手の情報を入手しないままにスマホを家庭に導入したら、いろいろやらかしそう。ちゃんとこうした情報を得て、ルール決めたり、フィルタリングすることで、スマホ依存・ネットいじめ、その他犯罪や被害から身を守れるようになるでしょう。きっと。
より詳しく、子どものスマホ事情と対策を知りたい人は、過去の記事で紹介した「スマホチルドレン対応マニュアル」もオススメです。(ちょっと前の本で2014年出版ですけどね)